河豚最中(ふぐもなか)は北九州門司区の老舗「梅園」の郷土菓子です。
上品な餡をたっぷり詰め込んだ、河豚のデザインが可愛らしい逸品です。
北九州のお土産である理由
② 北九州市門司区に本店在籍
③ 「有限会社 梅園」が製造販売
④ 関門海峡名産の〝ふぐ〟がモチーフ
⑤ 現地・Webで購入可能
1 〝河豚最中〟の概要
有限会社 「梅園」
梅園(うめぞの)——は北九州・門司区に本店を構える老舗の土産店です。
1947年(昭和22年)より創業。終戦間もなくの時代から、北九州の地で事業を続けられています。
同社の看板商品である〝河豚最中〟は、創業より9年後の1956年(昭和31年)に、第一回和菓子工芸展にて「農林大臣賞」を受賞。これより詳しいソースはありませんでしたが、少なくとも1950年頃には〝河豚最中〟を開発されていたと思います。
関門名物の〝フグ〟をデザイン
「フグ」と聞いて思い浮かべるのは、全国でも有名な「山口県下関市」だと思います。北九州は関門海峡を挟んで対岸に位置しているため、下関市との文化的・経済的な結びつきが古くから強くあり、このためフグの郷土料理や土産品は〝関門名物〟として北九州でも有名となっています。
最中のデザインはフグが跳ね上がる時の姿をモチーフにしているようで、頭と尻尾を上向きに反るようなカタチが目を引き可愛らしいです。
まんまるなお目目がとてもチャーミングですね。
このように、フグと縁のある土地柄であるからこそ、地元でも愛され続けるお菓子に成長したのだと思います。また、地域にちなむ、という〝土産品〟の条件をしっかり備えています。
原料へのこだわり
大納言小豆—餡
北海道産の大納言小豆を使用。公式HPによると、北海道の十勝平野産で減農薬堆肥にて栽培されたものを使用。
ちなみに、大納言小豆とは通常の小豆より大粒の種類のこと。品種が決まっており、その上で粒の大きさが約5.5mm以上と規定されています。この中でもさらに粒が大きいものが高級とされているそうです。
北海道産が有名で「アカネダイナゴン」「ほくと大納言」「とよみ」などの品種があります。
ひよく米—最中
出典:http://www.ikkyuuhonpo.com/policy
最中の原料には、佐賀県産のもち米「ひよく米」が使用されています。
ひよく米は九州の作付けのみに限定されており、その生産の約7割が佐賀県産。
炊いても硬くなりにくいのが特徴で、きめが細かく粘りのある食感が特徴です
2 河豚最中の種類
河豚最中
普通サイズの河豚最中。5個~50個入りまでラインナップしており、個数にもよりますが箱の種類を「折箱」「紙箱」「木箱」より選べます。
ふぐっ子
通常の河豚最中よりも一回り小さい、一口サイズの河豚最中。自分用としてピッタリで、小ぶりな最中がより愛らしい一品。
お手詰め 河豚最中
最中と餡を別々にし、自分で最中づくりができるお手詰め品。10個分と20個分とがあり、どちらもファミリーなどの大人数向け。
3 食べた感想
全体的な感想
河豚のデザインがされた最中に、たっぷりの餡が入っているのが特徴です。
餡は黒色の強い粒餡。この餡の粘り気のある〝もちっ〟とした食感と、舌触りの良い程良い甘さ。そして最中のサクッとした食感が絶妙な味わいを生み出しています。
ここが美味しい!
なんと言っても「餡」と「最中」のハーモニーです。
最中のサクサクした食感と相反するように、粘り気のあるもちっとした食感が絶妙です。後に続く上品な甘さが口の中に広がり、思わず……「もう一つ!」と、手が伸びます(笑)
冷たい食感が甘さをスッキリさせます!
4 入手可能店舗
実店舗
梅園 店舗
- 門司駅前 本店(福岡県北九州市門司区柳町2丁目2-1)
- 小倉魚町店(福岡県北九州市小倉北区魚町3丁目2-20)
- 門司港店(北九州市門司区栄町7-1)
- 門司港レトロ店(北九州市門司区港町5-1)
Web・インターネット店
5 総合ネット通販で買える商品
・Amazonや楽天など、使いなれていて便利
・大手ショップのポイントが貯まる
・帰りに荷物が増えず、旅に集中できる
・足らなくても、再購入ができる
以下に「河豚最中」のおすすめの商品をPickupしてますので、ぜひご覧ください。
河豚最中 20個入
河豚最中・粒うに詰め合わせ
6 まとめ
北九州・門司のお土産〝河豚最中〟はいかがでしたでしょうか?
今回の取材で久々に食べたのですが、その美味しさにびっくりしました。
以前に仕事の合間に頂いたものの、あまり味わう暇がなかったのでなんとなく美味しかった記憶はあったのですが、改めて食べてその美味しさに気づき、本当にビックリしました(汗)
また、店舗が小倉北区に一店舗と門司区に3店舗ほどしかなく、門司区の方は地元銘菓ということで知っている人は多いですが、小倉北区をはじめその他の地域の方にあまり知られてないのが実情です。
この記事を見て気になった方は、ぜひ一度、門司の「梅園」まで!
また、「門司・門司港」にお越しの際は〝河豚最中〟をぜひご賞味下さい。
それでは本日はこの辺で。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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