老舗菓子メーカーの「つる平」から新しい土産菓子が誕生しました。その名も「菓子合併」北九州の新名物菓子となり得るのか? その魅力について迫っていきます。
北九州のお土産である理由
② 生産地/北九州市小倉南区・八幡東区
③ 製造者/株式会社つる平・株式会社スピナ
④ 地元らしさ/旧五市にちなんだお菓子の詰め合わせ
⑤ 入手範囲/現地・Web(総合ネットショップも可)
1 「菓子合併」の概要
北九州市合併 55周年の記念商品
旧5市をイメージ
1963年(昭和38年) 2月10日、小倉市、門司市、若松市、八幡市、戸畑市の5市が合併し、北九州市が誕生。この合併前の旧5市をイメージし、それぞれの地域に相応しいお菓子を調達、あるいは新規開発され、装い新たに土産物のパッケージとして詰め合わせたのが菓子合併です。
2 「北九州らしさ」が開発のきっかけ
〝旧5市という歴史的背景〟と〝それぞれの地域を表したお菓子〟を詰め合わせにするだけでもユニークですが、なぜここまで北九州の地域色にこだわるのでしょうか?
販売元である「株式会社つる平」社長の原田茂樹さんがコメントされていましたので、下記に引用させて頂きます。
「北九州市に来た人が小倉駅で博多土産を買っているのを見て危機感を覚えた。小手先のやり方では博多土産には勝てない。新しいものやはやりものなどに捕らわれず、北九州らしさを前面に押し出そうと考えた結果、生まれた商品です」
この上記引用にある「北九州に来た人が、小倉駅で博多土産を買っている」という発言。
現状、小倉駅で販売されている北九州のお土産が何処にあるのか分からないぐらい、その他のお土産で占められています。——何が?——そしてどれが北九州のお土産なのかが、非常に分かり辛いです。
著者もその点が心配なので、こうして北九州のお土産を紹介するブログを書いている次第でありますが……長くなりそうなので憂慮はまたの機会に(汗)
要約すると、はやりもの・新しいものに捕らわれない「北九州らしさ」 これが菓子合併の誕生経緯であり、北九州の地域活性化にもつなげていきたい。そんな社長さんの地元愛が伝わってきます。
3 パッケージの中身
2018年12月現在、パッケージは一種類のみです。
大きさは手のひら大ほどで、お値段もお手頃かと思います。以下に記載しているお菓子が、それぞれ一つずつ入っています。
小倉日記‐(旧小倉市)
ミニバウムクーヘンにホワイトクリームを詰めた小倉の銘菓。土産菓子として約半世紀の歴史がある。名前の由来は旧小倉市に縁のある森鴎外の著書から。製造元はつる平。
バナナぽんつく-(旧門司市)
やわらかいスポンジ生地に詰めた、濃厚なカスタードクリームが特徴の菓子。「バナナの叩き売り」で有名な門司港レトロを思わせる逸品。製造元のつる平での人気商品。
くろがね羊羹-(旧八幡市)
元々、官営八幡製鉄所で働く従業員の栄養補助として作られ、現在は八幡名物として、モノづくりの街らしい経緯ある土産菓子となっている。鉄工マン向けということもあり、かなり甘いことで有名。製造は〝くろがね堅パン〟の「株式会社SPINA」 今回のプロジェクトに賛同したことで同封が可能となった。
ちょうちん山最中-(旧戸畑市)
元々は昭和5年創業の老舗和菓子店である貴陽堂の商品であったが、同社が廃業したため、つる平が製造継承することになった。ユネスコの無形文化遺産に登録された戸畑祗園大山笠をイメージした最中のお菓子。
かっぱ封じの地蔵餅-(旧若松市)
若松に伝わる昔話からイメージし、新規開発された菓子合併専用のオリジナル菓子。第3 回若松のお土産コンテストにおいて、若松観光お土産賞を受賞。製造はつる平。
4 ベストな贈り先
- 小さな詰め合わせのため、対象は個人向け
- パッケージは朗らかで、愛らしいデザイン
- 北九州土産の入門として
小ぶりで愛らしいデザインのパッケージに、旧5市にちなんだお菓子の詰め合わせ。そんな菓子合併は北九州のお土産入門として最適かと思います。ちょっとしたお土産として、また小さいためお土産の買い足しとしてもオススメです。
5 総合ネット通販での商品
・Amazonや楽天など、使いなれていて便利
・大手ショップのポイントが貯まる
・帰りに荷物が増えず、旅に集中できる
・足らなくても、再購入ができる
以下におすすめ商品をピックアップしていますので、是非ご活用下さい。
北九州観光市場 Yahoo!店
旧五市をイメージした北九州の菓子詰め合わせ。
6 参考・出典
公式ホームページ
参考・出典
・小倉経済新聞 小倉で菓子詰め合わせ「菓子合併」 北九州の「旧五市」イメージ
・AreaBiz北九州 市制55 周年記念商品「菓子合併」発売
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